往診専門獣医師として独立開業する時に、獣医師が気にすべき3つのポイント

東京都内23区を中心に往診専門の獣医療を提供しております、
わんにゃん保健室です。
当院はペットとご家族様が過ごす最後の時間を、より良いものにするべく
最良の往診獣医療を提供することに注力しています。

当動物病院では現在、ともに同じ志のもとで働いてくれる
獣医師や愛玩動物看護師の仲間を募集しています。

特に獣医師は今後の開業を見越したトレーニングができるよう
当院でも特別プログラムを組んでサポートしています。
独立開業前に知識・経験を積みたいといった獣医師さんは、是非一度お問い合わせください。

今回のブログでは、独立時に気にすべき「3つのポイント」をご紹介いたします。

独立開業の目的を明確にすること

開業すると儲かるという時代は終わりました。
乱立する動物病院の中から、あなたを飼い主が選ぶ理由はなんでしょうか。
ここには、あなたがなぜ開業したいと考えたのかがとても重要となります。

「獣医師は開業することが一般的だから」
「まわりが開業してるのでそうすべきだと思った」
本当にそうでしょうか。
なんとなく「開業しよう」と考えている獣医師さんは、
まずは一度立ち止まって、ご自身の本当の目的を一度じっくり考えてみましょう。

開業することがゴールではなく、持続可能な経営をしていくことが大切となっていきます。
根幹がブレると、価格競争の波に飲まれてしまい、多忙なのに利益が出ないビジネスとなってしまい、
金銭的だけでなく、疲弊に伴い体力的、精神的な崩壊を迎え、結果閉業せざるを得なくなります。
安易に閉業することは、一定数のあなたを信じていた飼い主を裏切ることになることになることを忘れないでください。

じっくりと考えて、それでも「独立開業したい」「自分の医院が持ちたい」と思った方は、是非わんにゃん保健室に相談してください。
あなたの理想とするあなただけの動物病院開業を、サポートさせていただきます。

市場を知ること

開業を行い持続可能な経営をするということは、しっかりと収益を得ていく必要があります。
収益を得るためには、ある程度のニーズが見込めるサービスを提供することが重要です。

マーケティングなど他業種が好むような言葉を知る必要はないと考えますが、
やはり経営していくことを考えると、どこにあなたのビジネスを求める
飼い主がいるのかを知っておく必要があります。

知識なくして独立開業することは無謀であり、
無謀な判断は、実はリスクばかり大きくリターンの少ない
ビジネスモデルだったことに気づかずに走ってしまい、
戻れないところまで追い込まれてから気づくことになるでしょう。

まずは往診専門動物病院経営のプロに相談されることが、スタートダッシュ時には推奨されます。
ただ、動物病院経営と往診専門動物病院経営は似て非なるものですので、経営コンサルティングを名乗る業者には細心の注意を払いましょう。

わんにゃん保健室では、動物病院・往診専門病院の両方の側面を理解し、
違いを分かったうえで研修を行っています。

適正価格を決める

安く安く価格を設定すれば、簡単に診療数を稼ぐことができます。

しかし、最終的な利益面ではどうでしょうか。
たくさん働いても利益が出ないビジネスモデルとして確立されることでしょう。

それならばと価格を上げると、今度は今まで「安かったから」あなたを選んでいた飼い主は離れ、
また新規の飼い主を探さなければいけなくなります。

なお、おそらくその段階で新たな価格帯やブランディングをする体力が残されていればいいですが、
ほとんどの場合ですでにガッツが失われ、「往診専門なんてこんなもんだ」と
諦めてしまう方が大勢います。

あなたにとっての適正価格はいくらでしょうか。
価格設定を間違えると、結果存続できないモデルとなり、本当にあなたを求める飼い主に迷惑をかけてしまうことを知っておきましょう。

また同時に適正価格は、どういった診察/サービスを行うか・ターゲットはどこか・対応エリアはどこか、といった内容により異なってまいります。
ご自身が考える「適正価格」と、ターゲットとしている層に合致する価格を考えていきましょう。

 

独立開業しご自身の動物病院を持つということは、常に「ご自身」で様々なことを選択していく必要があります。
またその選択には、責任が伴います。

わんにゃん保健室では、多角的な面から「動物病院」「往診獣医療」を考え、運営を行っています。
これまで蓄積した知識やノウハウを、新たに開業を検討中の獣医師さんへお伝えできればと思います。

 

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