一般の動物病院と何が違うの?実際に働くスタッフが感じていること

東京都内を中心に往診専門で獣医療を提供しているわんにゃん保健室です。
当院では往診専門の動物病院ですので、ご自宅にお伺いして緩和ケア・ターミナルケアを行っています。

わんにゃん保健室で働くことは、動物好きな方にとって非常にやりがいのある仕事です。
飼い主さんとの信頼関係を築くことができるこの職場には、一般の動物病院とはまた違った多くの魅力があります。
今回は、一般の動物病院と当院の違い、入社スタッフが実際に働いてみてどう感じているのかをご紹介したいと思います。

一般の動物病院との違い

通常の病院と比べると症例数は少ないですが、1件1件の内容が濃く、
初診ではじっくり話を聞いたりすると2-3時間かかることもあります。

当院がペットのQOLだけでなく、
飼い主さんのQOLもイコールに考えるため、じっくり話を聞いて診療プランを立てるためです。

時間の短い病院での診察とは異なるので、飼い主との距離も縮まり易いです。

ターミナルケアで見ている子は必ずしも改善傾向ではなく、
変わらず安定をしているか、徐々に落ちていくという現状もありますが、
最期に自宅で飼い主様と共に寄り添ってあげたいという気持ちがある方はとても向いていると思います。

 

また、旅立った後にお別れに行くのは特殊かと思います。

実際に当日予約で往診に行き処置をして次の日に状態が悪化、
そのまま旅立ってしまった子がいたのですが、飼い主様はご自宅で看取れたことと
苦しまずに腕の中で旅立ったことを泣きながらお礼を言ってくださっていたのが印象に残っています。

当院の往診は、究極の在宅医療です。

その中には医療だけでなく介護やリハビリといったトータルなことを
なるべく在宅でできるように飼い主さんと一緒に考えます。
本当の最後の最後までご自宅で過ごすことを叶えることができるのが当院の往診です。
通常の動物病院では経験できない経験できる環境だと思います。

スタッフが実際に働いてみて感じたこと

スタッフM

"往診"では出来ることが限られていると思っていましたが、
わんにゃん保健室に入社してから"往診"に対する考え方が一気に変わりました。

ペットの往診は、先進的な医療を提供するというよりも、
飼い主様の気持ちに寄り添いながら、その子に合う緩和ケアを提供し、
安らかな最期を迎えるサポートをするということだと思うようになりました。

これはどこの動物病院でもできることではありません。
わんにゃん保健室だからこそできることだと思います。
動物病院に行けずに困っている飼い主様はたくさんいます。
そういう飼い主様に最後の手を差し伸べることができるのが、わんにゃん保健室の往診だと思います。
スタッフD

往診で診させていただいている子たちとの日々は圧倒的に短いです。
往診をした1週間後や、もっと早く次の日やその日に旅立ってしまう子います。

ただその短い中でも、飼い主様と一緒になって
その子の苦しみや辛さを少しでも取り除いてあげられるように処置を行ったり、
環境を見直したりととても濃密な日々です。

 

人間側の問題やペット側の問題で、通院を断念せざるを得ないご家族様がいらっしゃいます。
そんなご家族様に手を伸ばし、ペットに獣医療を届けることができるのが在宅医療に特化した往診だと考えています。

『点滴のために何度も通院させなければいけない』
『集中的な治療はもう可哀想で見てられない』
『お家で余生を過ごさせることを選択したが、見ていてとても苦しそうで可哀想。それだけでもなんとかしてあげたい』など、

多くの悩みがそれぞれのご家族様にあります。個々のご家族様にあった診療プランを一緒に相談し、実現を図ることができるのも往診の強みです。

動物看護士として、獣医師として、少しでも往診やターミナルケアにご興味のある方は、是非1度自分の目で"わんにゃん保健室の往診"をご覧になってみてください。

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