出身校 : 国際動物専門学校
所属 : 愛玩動物看護師長(統括マネージャー)兼メディカルコンシェルジュ
もともと愛玩動物看護師に思うところがあり、がっつりとした看護医療からは離れて老犬介護医療に従事したり、老犬ホームの施設マネージャーをしておりました。
そんな時に以前一緒の職場で働いていた当院の院長と交流する機会があり、
その時に「その技術とノウハウをうちで活かしませんか?」と言われたことがきっかけでした。
本当は動物看護医療をがっつりやるのは嫌だったのですが、試しにアルバイト気分で実習してみました。
そこには自分の愛玩動物看護師像のモヤモヤを晴らす光景がそこにはありました。
それは愛玩動物看護師の関係だったり、飼い主さん・ペットと愛玩動物看護師の在り方だったり、それを見てもう一度愛玩動物看護師としてやっていくことを決めました。
究極の在宅医療ですね。初診ではじっくり話を聞いたりすると2-3時間かかることもあります。
それはうちの病院がペットのQOLだけでなく、飼い主さんのQOLもイコールに考えるため、じっくり話を聞いて診療プランを立てるためです。
その中には医療だけでなく介護だったりリハビリ的なことだったりと本当にトータル的なことをなるべく在宅でできるように飼い主さんと一緒に考えます。
なので本当の最後の最後までご自宅で過ごすことを叶えることができるのがうちの往診ですかね。
家族みたいな感じですかね。車移動などで一緒に過ごす時間が長いので、仕事のことはもちろん、プライベートな相談を受けることも多いです。
若い子たちからは市役所などでのプライベートな事務手続きなども聞かれる事が多いです。(笑)
なんでも相談できる仲ですね。
ここでなら、愛玩動物看護師も主役になれます。
主役とは、ペットの飼い主さん達に対して直で力になることもできますし、その分感謝もされます。
これはなかなか通常の動物病院では経験できないことかなと。
そして獣医も愛玩動物看護師を頼りにしてくれるので、本当の意味で愛玩動物看護師が主体性をもって働ける職場です。
そんな経験を味わいたい方は是非当院へ。
出身校:帝京科学大学
所属:愛玩動物看護師
私は大学卒業後、一般の動物病院へ就職しましたが、1年ほどで退職してしまいました。
その後動物関係から離れた仕事をし、約1年たった頃、 愛犬の状態が急変し、その日に病院から家へ戻るタクシーの中で息を引き取りました。
常々最期は自宅で看取りたいと家族とも話していたのですが、それは叶わず、当時は往診をしてもらうということが頭にはなかったので、往診だったら今まで過ごしてきた家で看取れたのかな、と後悔が残っていました。
これがきっかけで動物関係の仕事に戻りたいと思い、病院を探していたところ、『往診専門動物病院』のわんにゃん保健室と出会いました。
ターミナルケアやシニアケアにも特化している往診と聞き、また、私自身介護やシニアケアにも興味があったのと、自分のように後悔する方々の手助けをしたいと思い、就職を希望しました。
往診で診させていただいている子たちとの日々は圧倒的に短いです。
往診をした1週間後や、もっと早く次の日やその日に旅立ってしまう子います。
ただその短い中でも、飼い主様と一緒になってその子の苦しみや辛さを少しでも取り除いてあげられるように処置を行ったり、環境を見直したりととても濃密な日々だったりします。なので、自然と飼い主様との距離も縮まりやすいです。
また、通常の病院と違う点はいくつかありますが、その中でも旅立った後にお別れに行くのは特殊なのかなと思います。
実際に当日予約で往診に行き処置をして次の日に状態が悪化、そのまま旅立ってしまった子がいたのですが、飼い主様はご自宅で看取れたことと苦しまずに腕の中で旅立ったことを泣きながらお礼を言ってくださっていたのが印象に残っています。
尊敬しています。そして助けていただいてばっかりいます。
私は精神的にネガティブになってしまうことが多く、暗い表情を見せてしまうことがありました。
そんな状態でもこうしたらいいんじゃない?やこうしてみたらうまくいくかもとアドバイスを頂いたり、個人での励ましの言葉を頂いたり、時には厳しく指導をいただいて、 もっと頑張ろうと働くことができています。
診察の間の移動中も車内は賑やかで、診察の話からプライベートな話まで移動中でもいろいろなことを教わっています。
通常の病院と比べると症例数は少ないと思うのですが、1件1件の内容が濃かったり、診察の時間も1〜2時間と長く、飼い主さんともスタッフとも親密な関係になります。 やりたいことや提案もしっかり伝えればチャンスを頂けることも多く、やりがいを感じて働くことができると思います。
また、経験が浅くても、経験豊富な先輩方がメンターとしてついてわかるまで指導してくださるので安心して勉強することができます。
ターミナルケアで見ている子は必ずしも改善傾向ではなく、変わらず安定をしているか、徐々に落ちていくという現状もありますが、最期に自宅で飼い主様に見守られて旅立つという希望を叶えてあげられるよう寄り添ってあげたいという気持ちがある方はとても向いていると思います。
出身校:中央動物専門学校
所属:愛玩動物看護師
昔飼っていた犬は、動物病院に連れていくとストレスのせいか、下痢や嘔吐をしてしまい、中々動物病院に連れていくことが出来ませんでした。
なので、当時診てもらっていた獣医さんに往診へ来てもらっていました。
その時初めて、「動物でも往診に来てくれる獣医さんもいる」ということを知りました。
その先生のおかげで、愛犬も苦しまず、家族全員で、我が家で看取ることができました。
専門学校を卒業した後、普通の動物病院へ就職したのですが、1年で辞めてしまいました。
そんな時、動物病院を探していたら「わんにゃん保健室」と出会いました。
高齢犬・猫の緩和ケアやターミナルケア、介護に特化していると知り、かつての私のように少しでも長く
愛犬・猫と大好きなお家で過ごせるサポートをしたい、飼い主様の気持ちへ寄り添う医療を提供したいと思い応募させていただきました。
私は最初、"往診"では出来ることが限られていると思っていました。
でも、わんにゃん保健室に入社してから"往診"に対する考え方が一気に変わりました。
ペットの往診は、先進的な医療を提供するというよりも、飼い主様の気持ちに寄り添いながら、
その子に合う緩和ケアを提供し、安らかな最期を迎えるサポートをするということだと思うようになりました。
これはどこの動物病院でもできることではありません。わんにゃん保健室だからこそできることだと思います。
他の動物病院と比べて症例数は少ないかもしれませんが、動物病院に行けずに困っている飼い主様はたくさんいます。
そういう飼い主様に最後の手を差し伸べることができるのが、わんにゃん保健室の往診だと思います。
先輩方は優しく、知識も豊富で本当に尊敬しています。
メンター制度があるので、分からないことは移動中に聞くことができるし、先輩方は分かるまで根気強く教えてくださいます。
時には厳しいこともありますが、皆さんとても明るく仲がいいので、毎日様々な刺激を受けながら仕事をすることができます!
通常の動物病院では経験できない様々なことが経験できる環境だと思います。
私は入社してまだ1年も経っていませんが、メンター制度があるため不安も解消でき、アドバイスをして頂けるので様々なことに挑戦することができます。
少しでも往診やターミナルケアに興味がある方は、是非1度自分の目で"わんにゃん保健室の往診"を見て欲しいです!
院長 | まずは皆さんの簡単な経歴を教えて下さい。 |
獣医 | 私は獣医歴6年目、2021年入社です。 |
佐々木 | 僕は看護師歴16年目、わんにゃん保健室歴3年目です。 |
出口 | 私は看護師歴3年目、わんにゃん保健室歴2年目です。 |
院長 | ありがとうございます。 ベテランから新人さんまで揃っているので色々と聞けそうですね! 皆さん往診って実際やってみてどうですか? |
出口 | 私自身飼い主さんとお話する事が好きなのですが、通常の病院だと受付の時と会計の時ぐらいしかお話できないんですよね。 それが往診だと看護師がメインで話せる機会が沢山あるので嬉しいです。 |
佐々木 | 名前も憶えてもらえるしね。 よく看護師を名指しで褒めてくれたり御礼メールや手紙をくれることも多いからそこも嬉しいよね。 |
院長 | そうだね、うちだと看護師さんも主役になれるからね。 |
出口 | あとは、服装や靴の指定などがあることに驚きました。 他に実習行った所だとスクラブ系とかだったんですが、ここだとラフなオフィスカジュアル系な服装で、ペットを触れるときにはパーカーなど着る形ですよね。 |
佐々木 | そうそう、飼い主さんの家にスクラブとか医療系の格好でいくとペットに警戒されたりするからね。 あとは他にも理由あるんだけど、それはうちで働いてからのお楽しみで!(笑) |
院長 | 獣医さんの立場からだと見え方違うのかな? |
獣医 | 他の病院でも臨床経験はあるんですが、ここはとにかくITです!(笑) ノートPCは必須なのと全てにおいて、ペーパーレスです。 なので、臨床スキルよりもそっちのスキル向上に苦労しました。 ただ、慣れると共有などがスムーズなのでそういった業務面はストレスフリーになるので良いです。 |
院長 | 皆さん往診を気に入ってくれてるみたいで良かったです! これからも長く続けてくれそうですね(笑) ちなみに実際に働いてみて、往診のイメージは変わりましたか? |
獣医 | 正直、往診でやれる事ってもう少し限られているのかと思いました。 もちろん機器や設備の関係でできない事もありますが、往診で代替できる方法って沢山あるんだなって驚きました! |
院長 | 僕がなるべく飼い主さんの要望に「ノー」と言いたくないんですよね。 だって、往診を選んでくれている時ってきっと飼い主さん達って色々な思いをしたり、試してみたりして最終的にすがる思いで往診を選んでくれていると思うんですよね。 だったら最期まで寄り添いたいじゃない? |
佐々木 | そうですね。だから診察中は飼い主さんも含め皆で試行錯誤ですもんね。その分、一体感も生まれ思い入れも深くなりますよね。 |
院長 | 看護師さん達は何かイメージ変わった? |
出口 | 私は他の病院の経験があるのですが、こういったターミナルだとか緩和ケアに触れるのは初めての経験でした。 病院で処置して処方して帰っていく子たちを見て、 「あの子達は自宅でどう過ごしているのだろう?薬はちゃんと飲めているのだろうか?」とか気になってたんですよね。 往診ではそういった事を直接見る事ができるのでそこが良いです。 実際は飼い主さんたちは投薬に苦労していたり、病気に対して色々な思いをもっていたり、、、前まではそこまできちんと飼い主さん達の思いを組取れていなかったんだなとしみじみ思いました。 なので私は、往診というよりは愛玩動物看護師像のイメージが変わりました。まだまだ学べる余地も沢山あるので日々勉強ですが。 |
佐々木 | 正にそこだよね!往診ならしっかり時間をかけて投薬指導できたりインフォームドできたり、ご自宅の状況が分かるもんね。 今その子達や飼い主さんが必要としている医療を汲み取ることができる。それが往診だよね! |
院長 | 皆がそれぞれ、うちの理念を理解して実行してくれているから本当に嬉しいです!(涙) 当院は飼い主さんとペットに最大限寄り添い、最良の在宅医療を提供する事を心掛けています。 もしご興味があれば是非ご連絡下さい。 インターンなんかも受け入れておりますので学生さんも是非! |